スマイル矯正歯科BLOG

2022.10.20更新

歯が痛い男性


今回も引き続き「奥歯のインプラント」をテーマに取り上げ、治療のメリットやデメリットを解説します。補綴治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 


治療のメリット
インプラントには、義歯やブリッジにないメリットが複数あります。魅力を理解し、補綴治療の新たな選択肢として加えてはいかがでしょうか。


1.天然歯のような噛み心地を実現できる
一般的に義歯は2~3割程度、ブリッジは6割程度の噛み心地しか実現できないと言われています。しかしインプラントの場合は、天然歯と同等の噛み心地を実現できます。食事の際に、違和感が生じる心配がないでしょう。


2.義歯に比べて違和感や痛みが少ない
歯の土台がない義歯は、強く噛んだときに歯茎へ当たって痛みが生じがちです。義歯が歯に合っていない場合、顕著に痛みが出るでしょう。
一方でインプラントは、歯槽骨へ埋入した土台に人工歯が乗っています。そのため強く噛んでも、違和感が出たりずれたりする心配がありません。


3.咬合のバランスが改善される
噛み合わせの高さは、奥歯で決まることをご存知でしょうか?そのため奥歯を欠損すると、噛む力が偏ってバランスが崩れます。結果的に頭痛や肩こり、顔のゆがみなどを引き起こすでしょう。
ほかの補綴方法で治療をした場合、噛む力が不十分であることから偏りを解消できない可能性があります。しかし天然歯のような噛み心地を実現できるインプラントの場合、時間の経過とともにバランスを整えられる可能性が高くなります。


4.発音や発声がしやすくなる
奥歯を欠損すると、その部分から息が漏れて「ラ行」や「イキシチニ~」といった「イの段」の発声がしにくくなります。これはほかの補綴方法でも改善されますが、義歯の場合は会話の最中にずれる可能性があります。インプラントはしっかりと固定されているので、そのような不安を感じることなく会話が楽しめるでしょう。


5.顎骨吸収を予防できる
歯を欠損すると、歯根を通じてその部分に刺激が与えられなくなるので歯槽骨が徐々にやせていきます。刺激があるうちは防げていた骨吸収が、どんどん進行するのです。
ほかの補綴方法も歯根がないため、顎骨へ刺激が伝わりません。インプラントは顎骨と人工歯根ががっちりと結びついているため、刺激が伝わり歯の健康を維持できるでしょう。

 


治療のデメリット
どのような治療にも、メリットとデメリットの両方があります。よく理解し、自分がよいと思える治療法を選択しましょう。


1.自由診療で治療費が全額自己負担となる
インプラント原則、保険適用外の治療です。本数が増えれば増えるほど、治療費は高額になるでしょう。その点、義歯やブリッジは材質次第で保険が適用されます。
費用を第一に考える方は、ほかの治療法にも着目してみてください。


2.治療が長引く可能性がある
歯槽骨へインプラント体を埋入したら、うまく結合するまで3ヶ月程度の経過観察が必要です。
また骨造成が必要となると、1年近くかかることもあります。これも、インプラントならではの懸念点といえるでしょう。


3.骨量不足の場合は骨造成が必要
事前検査で骨量や厚みが不足しているとわかったら、先に骨造成をしなければなりません。歯科医院によっては骨移植や骨造成に対応していないこともあり、転院が必要になるケースもあります。

 


まとめ
スマイル歯科クリニックでは、患者さまの色々なニーズにお応えできるよう最新機器を導入しています。CTを用いて事前検査を行い、骨造成(GBR法)が必要な場合は当院の医師が責任を持って処置いたします。
また「ショートインプラント」といって、これまでより短いインプラントも取り扱っています。
幅広い症例に対応していますので、補綴治療を考えている方はぜひ一度ご相談ください。

投稿者: スマイル矯正歯科

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