スマイル矯正歯科BLOG

2023.03.10更新

鏡みて落ち込む女性


「思い切って歯列矯正を始めたら、口元が想像と違った見た目になって後悔している」
みなさんの周りで、このような後悔の声を耳にした経験はありませんか?
当院で歯列を整えた方からは、嬉しいことに「満足している」と言ってもらえることが大半です。しかし歯列矯正を行った全員が、必ずしもそのように感じているわけではないようです。
見た目に満足できない結果となるのは一体なぜなのか、理由や対処法などを説明します。
口元にコンプレックスがある方や、これから歯列矯正を始める予定の方はぜひ参考にしてください。

 


見た目に満足できず後悔する理由
歯列矯正は歯並びや噛み合わせを整えるために行われますが、その過程で顔全体のバランスも少しずつ変化します。とくに抜歯をともなう治療では、変化が顕著に生じるでしょう。
「横顔のラインが美しくなった」「輪郭がスリムになった」といった変化は嬉しいものですが、必ずしもプラスに作用するとは限りません。
場合によっては、次のような変化が生じる可能性があります。


1.口元の突出
表側矯正では、歯の表面にブラケットという器具を取り付けます。その影響で口の周りに厚みが生じ、治療中は口元が突出したように見えてしまうでしょう。


2.歯の移動による変化
移動の必要がない整った部分まで、一緒に動いてしまうことがあります。抜歯をともなう場合は、とくに注意が必要です。


3.ほうれい線の発生
もともと口元の突出が見られる場合、歯列矯正によって引っ込めることが可能です。しかしそれと同時に、これまで歯で引っ張られていた頬の皮膚がゆるんで「ほうれい線」が発生するでしょう。上顎前突の場合などは、とくに注意が必要です。


4.面長になった
上下の歯を噛み合わせた際に頬のあたりへ出る筋肉(咬筋)へ負担がかかっていると、エラが張ったような外見になります。この症状は歯列矯正によって改善が見込めますが、頬がやせた印象になって面長になる可能性があります。

 


後悔しないために
理想通りの仕上がりを実現するためには、歯科医院を慎重に選ぶことが重要です。
歯科医院を選定するときのポイントを5つ紹介するので、歯列矯正を検討中の方はぜひ参考にしてください。


1.歯科医師との間に認識の違いがないかどうか
歯科医師と患者さまとの間で仕上がりに対して「認識の違い」があると、期待通りの結果にならない可能性があります。
終わってから「こんな見た目になるはずじゃなかったのに…」と後悔しないよう、カウンセリングの時点で治療の着地点をすり合わせることが大切です。
中には持論や治療方針を半ば強引に押し付ける歯科医師もいますので、合わないと感じたときはほかの歯科医院を探すのも一つの方法です。
患者さまの要望をきちんと聞き、ベストの治療法を提案してくれる歯科医師を探しましょう。


2.色々な治療法を提案してくれる
みなさんは、どのようなキャッチコピーを掲げる歯科医院に魅力を感じますか?
近年は「低価格」「短期間」「非抜歯」を謳う歯科医院が増えています。
一見魅力的なフレーズですが、メリットばかりに気を取られるのは危険です。
検査を通じて患者さまの口腔状態をチェックしたうえで、適切な治療法を提示してくれる歯科医院を選んでください。複数の選択肢を挙げて、患者さまに選択の猶予を与えてくれる歯科医院がベストです。
費用や期間ばかりを全面的に打ち出し、特定の治療法のみを勧めてくる歯科医院はあまりおすすめできません。


3.想定外の事態に対応してくれる
治療中、自宅で急に痛みが出たり装置が破損したりすることがあります。
そのような可能性を考慮し、すぐ対応してくれそうな歯科医院を選ぶのがおすすめです。有事の際の対処法を、休診日とともにあらかじめ確認しておきましょう。
近年は診療時間外であっても、電話やオンラインで24時間対応してくれるクリニックが増えています。心配な方は、そのような歯科医院を探しましょう。


4.治療終了後も診てもらえる
成人矯正には「保定期間」といって、歯を動かしたあとの後戻りを予防するための期間が設けられています。
保定期間は数年程度で終了しますが、移動した歯列を保つには半永久的な装着が望ましいとされています。
その点を踏まえて、歯列を整えたあとも通い続けられる歯科医院を選ぶのがおすすめです。
保証期間内に後戻りを起こした場合、無料で再治療ができるクリニックもあるので併せてチェックしてみてくださいね。細かい条件は歯科医院によって異なるので、きちんと確認することが重要です。
仮に保証がなくとも、通い慣れた歯科医院で再治療ができるのは安心ではないでしょうか?
転院先を探したり、初対面の歯科医師と一から信頼関係を築いたりする手間を省けます。また歯列矯正は、料金が歯科医院ごとに異なります。転院先で高額な費用がかかって、後悔するという心配もないでしょう。
普段の生活を思い返し、長期的に無理なく通える歯科医院を探してくださいね。


5.通院しやすい
歯列矯正中は、定期的な通院で経過観察や器具の調整を受けなければなりません。指示通りに通院できないと、計画通りに歯が移動せず治療期間が長引いてしまうでしょう。
ちなみにワイヤー矯正は月1回、マウスピースは数ヶ月に1回など、症例や治療法によって通院頻度は異なります。立地や診療時間、休診日などをよく確認し、無理なく通える歯科医院を見つけることが大切です。
次回も同じテーマを取り上げますので、口元にコンプレックスをお持ちの方はぜひご覧くださいね。

投稿者: スマイル矯正歯科

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