スマイル矯正歯科BLOG

2022.02.10更新

一般的に病院で検査をしても特に病名が出てこない身体の不調のことを不定愁訴(ふていしゅうそ)と言います。例えば、だるい気や頭痛などについては病名がつかないので、その様な症状のことを不定愁訴と表します。

自律神経失調症が原因で不定愁訴になっている場合もありますが、自律神経失調症についても明確な症状の原因が判明している訳ではありません。

不定愁訴は、体の特定の場所に痛みを感じる場合があったり、鬱的な精神面に影響する症状が出る場合もあります。あまり明確な症状が身体に表れない場合でも、日頃の生活から症状が出る為、それが支障となってストレスに感じることも少なくありません。

 

不定愁訴

 

不定愁訴と矯正はどのような関係性があるのだろう

 

不定愁訴は矯正によって引き起こされていると思われがちですが、実は矯正が直接関係しているのではなく、顎関節症の症状が不定愁訴と言われている場合が多いです。

ですので、顎関節症の治療の一環で矯正をしている場合に不定愁訴の不調が発生した場合には、顎関節症の症状であり歯列矯正が原因ではないと認識する方が良いでしょう。

 

不定愁訴と矯正の症状の似ている点

 

不定愁訴と顎関節症の症状が関係している点について、症状をご紹介いたします。多くの不定愁訴の症状があることが分かると思います。一度同じ症状が起きていないかチェックしてみましょう。

・耳鳴り、咳、痰

・手の痺れ、睡眠障害、舌を噛む

・頭痛、肩こり、めまい

・倦怠感、イライラ、抑うつ

以上のような不調が顎関節症になると起きると言われています。他の精神的な不調であるイライラに関しても顎関節症が原因で発生しますので、日頃の症状を振り返ってみましょう。

 

なぜ顎関節症が不定愁訴に繋がるのだろうか

 

下の顎の位置がズレていたり悪い噛み合わせになっていることが顎関節症の1番の症状です。この症状に伴って、いくつかの不定愁訴が現れます。

顎関節症は、骨格やアゴの筋肉などのバランスが悪くなり体全体へと影響します。また、顎関節の近くには側頭骨や器官、頚椎(けいつい)も存在するため、それを圧迫することは頚椎周辺の自律神経に刺激を加えます。その刺激が不定愁訴につながっている可能性もあります。

イライラや抑うつ状態、頭痛などによって2次的に睡眠障害が発生している場合もあります。歯科医院で相談する際には、顎関節症などの問題を問診時に伝えると良いでしょう。

 

顎関節症以外に不定愁訴となる原因について

 

抜歯をした時も、顎関節症と同様に不定愁訴となる原因になる場合があります。具体的に言うと、小臼や親知らずを抜くとうつ病状が身体に現れることがあり、この際は顎関節症とは違う原因です。

活動が活発になる交感神経と活動が落ち着く副交感神経という2種類の自律神経の働きが乱れる場合があります。もし、落ち着きたい時に交感神経が活発になると、先ほどご紹介した症状が出てくる恐れがあります。

 

矯正歯科で外見を優先しない

 

歯列矯正をする時の目的で、外見の審美性を優先し健康面を後回しにする方も多くいらっしゃるでしょう。

ただし、外見のみを最優先してしまうと、正常な噛み合わせにならない治療に繋がり、不定愁訴が発生する場合もあります。外見だけを求めすぎるのは気をつけましょう。

歯列が整っているラインだけを目的に歯列矯正をするのではなく、機能性がある健康的な噛み合わせに関しても同時に考えて歯列矯正を進めることが大変重要です。

 

不定愁訴の改善方法について

 

現在の詰め物の高さを病院で調整するだけでも不定愁訴が治る場合があります。それは、詰め物の高さが噛み合わせの悪さに繋がっていることがあるからです。

投稿者: スマイル矯正歯科

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