スマイル矯正歯科BLOG

2022.11.30更新

子供の矯正
前回に引き続き、今回も「小児矯正」をテーマに取り上げてお話しします。
デメリットを中心に紹介しますので、ぜひご覧ください。

 

 


小児矯正におけるデメリット
幼少期のうちに歯並びを整えることには、数多くのメリットが挙げられます。
しかし少なからずデメリットも存在しますので、ぜひ理解しておいてください。
挙げられるのは、次の3点です。


1. むし歯リスクが高まる
2. トータルで見ると治療期間が長くなる
3. 子どもの治療に対する姿勢次第で、得られる効果が変わる


親御さまだけの判断で治療を開始し「やめておけばよかった」と後悔することがないよう、事前に理解しておいてください。

 


1.むし歯リスクが高まる
治療中は装置をつけて生活しなければならず、歯間に食べかすが詰まりやすくなります。また、ブラッシングがしにくくなるのも懸念点の一つです。適切なケアをしなければ、むし歯や歯周病といった口腔トラブルになる恐れがあります。
歯科医師や歯科衛生士から指導を受けると思いますので、その通りに口腔ケアをして清潔な状態を維持しましょう。

 


2.トータルで見ると治療期間が長くなる
小児矯正には「一期治療」と「二期治療」とがあり、前者から行う場合は経過観察が必要です。トータルで見たときに、その分治療期間が長くなるでしょう。
装置をつけて過ごす期間も長くなるため、精神的負担にもつながります。

 


3.子どもの治療に対する姿勢次第で、得られる効果が変わる
小児矯正に関わらず、子どもの治療に関しては親御さまの考えや方針が大きく影響します。ただ、子どもが必ずしも協力的とは限りません。
特にネックとなるのが、装置の取扱いです。装置をつけて生活していると、不快感や違和感を抱いてストレスにつながる可能性があります。子どもに装置の管理を任せきりにせず、親御さんも適宜確認するとともに、メンタルのケアを行なうことが大切です。

 

 


ありがちな失敗例
小児矯正によって整った歯列を手に入れても、後戻りを起こして元の位置へ戻る可能性があります。
考えられる原因はさまざまですが、一番の理由はメンテナンス不足です。というのも、歯並びが整ったら特別な装置を用いて後戻りを防ぐ期間を設けます(保定期間といいます)。この間に自己判断で装着をやめると、歯並びが元に戻る可能性がグッと高まります。
歯並びが整ったからといって、気を抜かないよう注意しましょう。歯科医師の指示に従い、装置をつけたり定期メンテナンスを受けたりすることが大切です。

 

 


歯科医院選びも大切なポイントです!
小児矯正は、基本的に数年単位で行われる治療です。治療を成功させるためにも、慎重な歯科医院選びが必要不可欠です。
歯科医院選びにおいて、ぜひチェックしてほしいポイントは、次の3点です。
・治療をするか否かに関わらず、大まかな説明をしてくれる
・検査後、事前準備された資料に基づいて診断結果や治療の方針を説明してくれる
・小児科医あるいは、矯正歯科の専門医や認定医である


まずはカウンセリングの段階で、大まかに説明してくれるかどうかをチェックしましょう。抜歯の可能性や治療期間、費用の概算などを提示してくれる歯科医院が理想です。特に費用は、トラブルを防ぐためにもきちんと確認しておくことが大切です。
また治療をスタートする前に、事前準備された資料に基づいて診断結果や治療方針を説明してくれるかどうかも重要なポイントです。不明点や不安なことがあれば、この段階でクリアにしておきましょう。
できれば、小児科医あるいは、矯正歯科の専門医や認定医を選ぶのが理想です。子どもの治療に慣れている場合が多いためです。
歯科医師の経験や実績、保有する資格などは、歯科医院のホームページを確認するとよいでしょう。

 

 


小児矯正を検討中の方は、スマイル矯正歯科へご相談ください!
将来的に歯列矯正を考えている場合、子どものうちに開始した方がさまざまなメリットを得られます。顎が発達途中である時期にしかできない治療もありますので、子どもの歯列や咬合にお悩みの方はぜひ一度かかりつけ医を受診してください。
診察や検査をした上で、適切な治療方法や開始時期を提案してもらえるはずです。デメリットも事前に確認し、お子さまからの同意を得た上でスタートしましょう。

投稿者: スマイル矯正歯科

2022.11.30更新

子供の矯正
前回に引き続き、今回も「小児矯正」をテーマに取り上げてお話しします。
デメリットを中心に紹介しますので、ぜひご覧ください。

 

 


小児矯正におけるデメリット
幼少期のうちに歯並びを整えることには、数多くのメリットが挙げられます。
しかし少なからずデメリットも存在しますので、ぜひ理解しておいてください。
挙げられるのは、次の3点です。


1. むし歯リスクが高まる
2. トータルで見ると治療期間が長くなる
3. 子どもの治療に対する姿勢次第で、得られる効果が変わる


親御さまだけの判断で治療を開始し「やめておけばよかった」と後悔することがないよう、事前に理解しておいてください。

 


1.むし歯リスクが高まる
治療中は装置をつけて生活しなければならず、歯間に食べかすが詰まりやすくなります。また、ブラッシングがしにくくなるのも懸念点の一つです。適切なケアをしなければ、むし歯や歯周病といった口腔トラブルになる恐れがあります。
歯科医師や歯科衛生士から指導を受けると思いますので、その通りに口腔ケアをして清潔な状態を維持しましょう。

 


2.トータルで見ると治療期間が長くなる
小児矯正には「一期治療」と「二期治療」とがあり、前者から行う場合は経過観察が必要です。トータルで見たときに、その分治療期間が長くなるでしょう。
装置をつけて過ごす期間も長くなるため、精神的負担にもつながります。

 


3.子どもの治療に対する姿勢次第で、得られる効果が変わる
小児矯正に関わらず、子どもの治療に関しては親御さまの考えや方針が大きく影響します。ただ、子どもが必ずしも協力的とは限りません。
特にネックとなるのが、装置の取扱いです。装置をつけて生活していると、不快感や違和感を抱いてストレスにつながる可能性があります。子どもに装置の管理を任せきりにせず、親御さんも適宜確認するとともに、メンタルのケアを行なうことが大切です。

 

 


ありがちな失敗例
小児矯正によって整った歯列を手に入れても、後戻りを起こして元の位置へ戻る可能性があります。
考えられる原因はさまざまですが、一番の理由はメンテナンス不足です。というのも、歯並びが整ったら特別な装置を用いて後戻りを防ぐ期間を設けます(保定期間といいます)。この間に自己判断で装着をやめると、歯並びが元に戻る可能性がグッと高まります。
歯並びが整ったからといって、気を抜かないよう注意しましょう。歯科医師の指示に従い、装置をつけたり定期メンテナンスを受けたりすることが大切です。

 

 


歯科医院選びも大切なポイントです!
小児矯正は、基本的に数年単位で行われる治療です。治療を成功させるためにも、慎重な歯科医院選びが必要不可欠です。
歯科医院選びにおいて、ぜひチェックしてほしいポイントは、次の3点です。
・治療をするか否かに関わらず、大まかな説明をしてくれる
・検査後、事前準備された資料に基づいて診断結果や治療の方針を説明してくれる
・小児科医あるいは、矯正歯科の専門医や認定医である


まずはカウンセリングの段階で、大まかに説明してくれるかどうかをチェックしましょう。抜歯の可能性や治療期間、費用の概算などを提示してくれる歯科医院が理想です。特に費用は、トラブルを防ぐためにもきちんと確認しておくことが大切です。
また治療をスタートする前に、事前準備された資料に基づいて診断結果や治療方針を説明してくれるかどうかも重要なポイントです。不明点や不安なことがあれば、この段階でクリアにしておきましょう。
できれば、小児科医あるいは、矯正歯科の専門医や認定医を選ぶのが理想です。子どもの治療に慣れている場合が多いためです。
歯科医師の経験や実績、保有する資格などは、歯科医院のホームページを確認するとよいでしょう。

 

 


小児矯正を検討中の方は、スマイル矯正歯科へご相談ください!
将来的に歯列矯正を考えている場合、子どものうちに開始した方がさまざまなメリットを得られます。顎が発達途中である時期にしかできない治療もありますので、子どもの歯列や咬合にお悩みの方はぜひ一度かかりつけ医を受診してください。
診察や検査をした上で、適切な治療方法や開始時期を提案してもらえるはずです。デメリットも事前に確認し、お子さまからの同意を得た上でスタートしましょう。

投稿者: スマイル矯正歯科

2022.11.20更新

子供の矯正
子どもの歯並びや噛み合わせについて、お困りの方はいらっしゃいませんか?
必要性や開始のタイミングについて、気になっている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、小児矯正について詳しく紹介します。
発達途中でなければできない治療もありますので、子育て世代の方はぜひご一読ください。

 

 


歯列矯正の必要性
子どもの歯列や滑舌が気になるときは、早めにかかりつけ医へ相談しましょう。もし親御さまがあまり気にしていなくても、お子さまが口元をコンプレックスだと感じている場合は受診をおすすめします。
早めの受診をおすすめしているのは、小児矯正は永久歯が生え揃う前からスタートできるためです。中には、生え変わりの時期を利用しなければできない治療も存在します。
早期に治療を開始することで、将来抜歯をせず歯列矯正できる可能性が高まるでしょう。
目安としては、6歳頃からスタートするケースが多いです。症例によっては遅らせた方がよいこともあるので、まずはかかりつけ医に相談してください。

 

 


小児矯正をするのが望ましい歯列とは?
次のいずれかに該当する場合は、小児矯正を行うのが望ましいです。


1. 反対咬合(受け口)
2. 開咬(オープンバイト)
3. 上顎前突(出っ歯)
4. 乱杭歯(叢生)

  


1.反対咬合(受け口)
下の歯が前に突出した状態で、放置すると見た目以外に色々な悪影響を及ぼします。顎関節へ大きな負担をかけたり、磨き残しが生じて口腔トラブルのリスクが高まったりするでしょう。
遺伝だけでなく、悪習癖が原因で起こることもあります。

 


2.開咬(オープンバイト)
上下の前歯がうまく噛み合っていない状態です。口に入れたものをうまく咀嚼できないほか、顎関節症や発音の問題が生じる可能性があります。

 


3.上顎前突(出っ歯)
この歯列に該当する子どもは、平常時に口がポカンと開きがちです。
口元が突出して見た目に影響するほか、口腔内が乾きやすくなって口腔トラブルになるリスクが高くなるでしょう。

 


4.乱杭歯(叢生)
歯がデコボコとした状態のことで、ブラッシングしにくいのが最大の難点です。磨き残しが生じて、口腔トラブルを引き起こすリスクが高まるでしょう。

 

 


早期に歯列を整えるメリット
幼少期に治療を始めることで、次の5つのメリットが得られます。

 


1.滑舌が改善され発音がスムーズになる
歯列を整えることで、滑舌が改善され発音しやすくなります。
日常生活において、お子さまのサ行やタ行の発音が気になることはありませんか?それらの滑舌が悪い場合、歯並びに何らかの問題があるかもしれません。
滑舌の悪さや発音のしにくさが見られる場合は、治療をぜひ検討してください。

 


2.清潔な口腔状態をキープしやすくなる
不正歯列で歯間に隙間やデコボコがあると、食べかすが挟まりやすくなる上に磨き残しが生じます。
毎日ブラッシングを徹底していても、口腔トラブルを起こす可能性が高くなるでしょう。

小児矯正で早めに歯列を整えれば、清潔な口腔状態をキープしやすくなります。見た目だけでなく、健康を保つことにもつながるのです。

 


3.コンプレックスの解消につながる
口元にコンプレックスがある場合は、治療によって解消される可能性があります。
幼少期は気になっていなくとも、思春期になってコンプレックスだと感じ始めることもあるので早めの対処が理想です。親御さまとしても、お子さまには口元に自信を持って過ごしてほしいのではないでしょうか。

 


4.顎の偏りや歪みを改善できる可能性がある
顎が発達する時期に不正歯列や不正咬合を放っておくと、歪んだまま成長する可能性があります。治療のチャンスを逃した結果、顎や輪郭が変形して非対称な見た目になってしまうでしょう。
また顎の歪みは、背中や首の筋肉の緊張とも深く関係しています。全身の健康状態に悪影響を及ぼす可能性があるため、放置はおすすめできません。
早期に治療を開始することで、顎や輪郭が歪むことを防いで全身の健康を維持できるでしょう。

 


5.将来的に抜歯いらずで治療できる可能性が高まる
成人は、永久歯が生え揃って顎の発達も完了した状態です。そのタイミングで歯列矯正をするとなると、抜歯によって歯を並べるためのスペースを確保しなければなりません。
しかし子どもは、顎が未発達の状態です。成長を利用してスペースを確保できるため、非抜歯で歯列を整えられる可能性がグッと高まるのです。

投稿者: スマイル矯正歯科

2022.11.10更新

矯正
突然ですが、あなたには何かコンプレックスがありますか?
きっと多くの方が、口周りのことを答えると思います。
中でも「口ゴボ」に悩む方は多く、なんとか改善したいと日頃から思っている方もいらっしゃるはずです。
口元のお悩みは不正歯列が原因だと思われがちですが、口ゴボは、必ずしも歯並びの乱れが関わっているとは限りません。本記事では、口ゴボの診断方法や適切な治療法などを詳しく解説します。

 

 


「口ゴボ」とは?
口ゴボとは、いわゆる上顎前突や出っ歯のことです。
中には歯並びに異常がないケースもあり、患者さま自身で見極めるのは難しいといえます。

 


自力で治すことは可能?
歯科医院で口ゴボだと診断されたら、どうにかして治したいと思うはずです。そのまま治療に移行すれば治せる可能性が高いですが、治療期間や費用を考えるとすぐに判断できない方もいらっしゃるでしょう。
歯列が乱れていなければ、歯列矯正の必要性に疑問を感じて二の足を踏むこともあるかもしれませんね。
そこで思いつくのが「自力で治す」という選択肢です。果たしてそれは可能なのでしょうか?

 


患者さまご自身で治すのは不可能です
残念ながら口ゴボは、患者さまご自身で治せません。歯並びに問題がなくとも、口ゴボは噛み合わせや顎の骨格異常などが原因となって起こるためです。
美しい口元を手に入れたい方は、歯科医院で治療を受ける必要があります。

 

 


原因
考えられる原因は、次の5点です。

 


1.上の前歯が前傾している
上の前歯が前側に傾いている場合、口元が突出しやすくなります。日本人の多くがこの原因に該当しますが、基本的には歯列矯正で改善が見込めます。

 


2.上顎が前に出ている
歯列が整っていても、上の顎骨が前に出ていると上顎前突になるケースがあります。通常の歯列矯正だけでなく、外科矯正を併用することで改善が期待できます。症状が重度の場合は外科治療が主になり、大きな医療機関での治療が必要になることもあります。

 


3.下の前歯がうしろ側に傾いている
下の前歯が後傾していることも、考えられる原因の一つです。相対的に見たときに、前歯が突出して見えます。
1つめの原因と同様、歯列矯正で改善が見込めるケースが多いです。

 


4.下顎がうしろの方にある
通常に比べて下顎が後方にあったり、上顎より小さかったりする場合も症状が出やすいです。
いわゆる骨格異常が原因であるため、場合によっては外科矯正などを併用しなければなりません。

 

 

5.顎がなく極端に鼻が低い
歯列や顎骨の位置に異常がなくとも、顎がない、あるいは鼻が極端に低い場合は自然と口ゴボのような症状が見られます。
位置関係の問題ではないため、歯科治療で治すことは難しいでしょう。

 

 


放置するとどうなる?
見た目を特に気にしない人は、放っておいても問題ないのでしょうか?
続いては、症状を放置するリスクについてお話しします。

 


審美性の問題
口元が突出していると、ふくらんで見えるためあまり美しいとはいえません。いくら歯並びやほかのパーツが整っていても、上顎前突によって口元がコンプレックスになるでしょう。

 


口腔内が乾燥しやすい
口が閉じにくい状態となるため、口腔内が乾燥しがちになります。唾液の洗浄作用が機能しなくなり、あっという間に繁殖するでしょう。その結果、口臭が生じたり、むし歯や歯周病といった口腔トラブルが起こったりします。

 


効率的に咀嚼できない
歯列や咬合の不具合が原因の場合、効率的な咀嚼ができません。歯や歯茎、顎関節などに大きな負担がかかって痛めるリスクがあります。

 

 


歯列矯正をぜひご検討ください!
記事の中でお伝えした通り、上顎前突を自力で治すことはまず不可能です。だからといって放っておくと、口腔トラブルや審美性などの問題が生じます。
まずはかかりつけ医に相談し、歯列や咬合に異常がないかどうか診てもらいましょう。上顎前突の診断を受けた場合は、早急に治療を始めて改善するのが望ましいです。
自分では「キレイな歯並びだ!」と思っていても、歯科医師が行う視診や検査によって何らかの異常が発覚するかもしれません。長年歯科医院を受診していない方は、これを機に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 


まとめ
上顎前突は、審美性だけでなく口腔機能にも大きな悪影響を及ぼします。
自宅で様子を見ていても症状が改善することはないので、まずはかかりつけ医に相談してみてください。これから探す方は、矯正歯科を受診するのがおすすめです。
スマイル矯正歯科でも上顎前突の治療を行っていますので、口元が気になる方は当院へ一度お越しください。

投稿者: スマイル矯正歯科

2022.11.10更新

矯正
突然ですが、あなたには何かコンプレックスがありますか?
きっと多くの方が、口周りのことを答えると思います。
中でも「口ゴボ」に悩む方は多く、なんとか改善したいと日頃から思っている方もいらっしゃるはずです。
口元のお悩みは不正歯列が原因だと思われがちですが、口ゴボは、必ずしも歯並びの乱れが関わっているとは限りません。本記事では、口ゴボの診断方法や適切な治療法などを詳しく解説します。

 

 


「口ゴボ」とは?
口ゴボとは、いわゆる上顎前突や出っ歯のことです。
中には歯並びに異常がないケースもあり、患者さま自身で見極めるのは難しいといえます。

 


自力で治すことは可能?
歯科医院で口ゴボだと診断されたら、どうにかして治したいと思うはずです。そのまま治療に移行すれば治せる可能性が高いですが、治療期間や費用を考えるとすぐに判断できない方もいらっしゃるでしょう。
歯列が乱れていなければ、歯列矯正の必要性に疑問を感じて二の足を踏むこともあるかもしれませんね。
そこで思いつくのが「自力で治す」という選択肢です。果たしてそれは可能なのでしょうか?

 


患者さまご自身で治すのは不可能です
残念ながら口ゴボは、患者さまご自身で治せません。歯並びに問題がなくとも、口ゴボは噛み合わせや顎の骨格異常などが原因となって起こるためです。
美しい口元を手に入れたい方は、歯科医院で治療を受ける必要があります。

 

 


原因
考えられる原因は、次の5点です。

 


1.上の前歯が前傾している
上の前歯が前側に傾いている場合、口元が突出しやすくなります。日本人の多くがこの原因に該当しますが、基本的には歯列矯正で改善が見込めます。

 


2.上顎が前に出ている
歯列が整っていても、上の顎骨が前に出ていると上顎前突になるケースがあります。通常の歯列矯正だけでなく、外科矯正を併用することで改善が期待できます。症状が重度の場合は外科治療が主になり、大きな医療機関での治療が必要になることもあります。

 


3.下の前歯がうしろ側に傾いている
下の前歯が後傾していることも、考えられる原因の一つです。相対的に見たときに、前歯が突出して見えます。
1つめの原因と同様、歯列矯正で改善が見込めるケースが多いです。

 


4.下顎がうしろの方にある
通常に比べて下顎が後方にあったり、上顎より小さかったりする場合も症状が出やすいです。
いわゆる骨格異常が原因であるため、場合によっては外科矯正などを併用しなければなりません。

 

 

5.顎がなく極端に鼻が低い
歯列や顎骨の位置に異常がなくとも、顎がない、あるいは鼻が極端に低い場合は自然と口ゴボのような症状が見られます。
位置関係の問題ではないため、歯科治療で治すことは難しいでしょう。

 

 


放置するとどうなる?
見た目を特に気にしない人は、放っておいても問題ないのでしょうか?
続いては、症状を放置するリスクについてお話しします。

 


審美性の問題
口元が突出していると、ふくらんで見えるためあまり美しいとはいえません。いくら歯並びやほかのパーツが整っていても、上顎前突によって口元がコンプレックスになるでしょう。

 


口腔内が乾燥しやすい
口が閉じにくい状態となるため、口腔内が乾燥しがちになります。唾液の洗浄作用が機能しなくなり、あっという間に繁殖するでしょう。その結果、口臭が生じたり、むし歯や歯周病といった口腔トラブルが起こったりします。

 


効率的に咀嚼できない
歯列や咬合の不具合が原因の場合、効率的な咀嚼ができません。歯や歯茎、顎関節などに大きな負担がかかって痛めるリスクがあります。

 

 


歯列矯正をぜひご検討ください!
記事の中でお伝えした通り、上顎前突を自力で治すことはまず不可能です。だからといって放っておくと、口腔トラブルや審美性などの問題が生じます。
まずはかかりつけ医に相談し、歯列や咬合に異常がないかどうか診てもらいましょう。上顎前突の診断を受けた場合は、早急に治療を始めて改善するのが望ましいです。
自分では「キレイな歯並びだ!」と思っていても、歯科医師が行う視診や検査によって何らかの異常が発覚するかもしれません。長年歯科医院を受診していない方は、これを機に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 


まとめ
上顎前突は、審美性だけでなく口腔機能にも大きな悪影響を及ぼします。
自宅で様子を見ていても症状が改善することはないので、まずはかかりつけ医に相談してみてください。これから探す方は、矯正歯科を受診するのがおすすめです。
スマイル矯正歯科でも上顎前突の治療を行っていますので、口元が気になる方は当院へ一度お越しください。

投稿者: スマイル矯正歯科

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