スマイル矯正歯科BLOG

2022.10.30更新

綺麗な歯並び

 


歯列矯正をするにあたって、その方法に頭を抱える方が多くいらっしゃいます。
代表的なものに「ワイヤー矯正」と「インビザライン」があり、一番の見た目は治療中の見た目と言えるでしょう。
今回は見た目以外の相違点や、両者が持つ治療時のメリットとデメリットを詳しく解説します。

 


インビザライン
メリット
・透明の装置で第三者に知られにくい
・口腔トラブルになりにくい
・装置による違和感や痛みが比較的少ない


デメリット
・重度の不正歯列や不正咬合の場合、適用できない可能性がある
・食事とブラッシングの際以外は、原則装置をつけておく必要がある
・ちょっとした飲食でも装置を外さなければならない
・装置が変形、紛失しないよう管理しなければならない

 


ワイヤー矯正
メリット
・幅広い症例に対応している
・長年の実績があるので信頼度が高い
・用いる装置によっては、治療期間を大幅に短くできる


デメリット
・食事やブラッシングがしにくい
・口腔トラブルを起こすリスクがある
・装置が口の粘膜を傷付け、口内炎ができることがある
・表側矯正の場合、装置が目立ちやすい

 


どちらにすべきか判断できないときは?
インビザラインとワイヤー矯正には、先述した通りそれぞれ違いがあります。
ただ、どちらにすべきか決めかねていても、症例によっては一方の矯正方法しか選べないことがあるので注意してください。診察や検査の結果、対応できる方法に限りがある場合は歯科医師から患者さまにお話しします。
「この方法で歯並びを整えたかったのに、いざ検査をしたら選択肢が狭まった…」とガッカリすることがないよう、歯列矯正を検討中の方はまず歯科医院を受診しましょう。
複数の選択肢を提示された場合は、今回紹介した内容を参考にしながら、自分に合った方法を検討してもらえれば幸いです。

 


まとめ
歯列矯正の選択肢は、大きく分けて2種類あります。
症例によっては選べないこともあるので、まずは信頼できる歯科医院で診察・検査を受けてください。
その上で、自分にとってベストの矯正方法を選択しましょう。

投稿者: スマイル矯正歯科

2022.10.20更新

歯が痛い男性


今回も引き続き「奥歯のインプラント」をテーマに取り上げ、治療のメリットやデメリットを解説します。補綴治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 


治療のメリット
インプラントには、義歯やブリッジにないメリットが複数あります。魅力を理解し、補綴治療の新たな選択肢として加えてはいかがでしょうか。


1.天然歯のような噛み心地を実現できる
一般的に義歯は2~3割程度、ブリッジは6割程度の噛み心地しか実現できないと言われています。しかしインプラントの場合は、天然歯と同等の噛み心地を実現できます。食事の際に、違和感が生じる心配がないでしょう。


2.義歯に比べて違和感や痛みが少ない
歯の土台がない義歯は、強く噛んだときに歯茎へ当たって痛みが生じがちです。義歯が歯に合っていない場合、顕著に痛みが出るでしょう。
一方でインプラントは、歯槽骨へ埋入した土台に人工歯が乗っています。そのため強く噛んでも、違和感が出たりずれたりする心配がありません。


3.咬合のバランスが改善される
噛み合わせの高さは、奥歯で決まることをご存知でしょうか?そのため奥歯を欠損すると、噛む力が偏ってバランスが崩れます。結果的に頭痛や肩こり、顔のゆがみなどを引き起こすでしょう。
ほかの補綴方法で治療をした場合、噛む力が不十分であることから偏りを解消できない可能性があります。しかし天然歯のような噛み心地を実現できるインプラントの場合、時間の経過とともにバランスを整えられる可能性が高くなります。


4.発音や発声がしやすくなる
奥歯を欠損すると、その部分から息が漏れて「ラ行」や「イキシチニ~」といった「イの段」の発声がしにくくなります。これはほかの補綴方法でも改善されますが、義歯の場合は会話の最中にずれる可能性があります。インプラントはしっかりと固定されているので、そのような不安を感じることなく会話が楽しめるでしょう。


5.顎骨吸収を予防できる
歯を欠損すると、歯根を通じてその部分に刺激が与えられなくなるので歯槽骨が徐々にやせていきます。刺激があるうちは防げていた骨吸収が、どんどん進行するのです。
ほかの補綴方法も歯根がないため、顎骨へ刺激が伝わりません。インプラントは顎骨と人工歯根ががっちりと結びついているため、刺激が伝わり歯の健康を維持できるでしょう。

 


治療のデメリット
どのような治療にも、メリットとデメリットの両方があります。よく理解し、自分がよいと思える治療法を選択しましょう。


1.自由診療で治療費が全額自己負担となる
インプラント原則、保険適用外の治療です。本数が増えれば増えるほど、治療費は高額になるでしょう。その点、義歯やブリッジは材質次第で保険が適用されます。
費用を第一に考える方は、ほかの治療法にも着目してみてください。


2.治療が長引く可能性がある
歯槽骨へインプラント体を埋入したら、うまく結合するまで3ヶ月程度の経過観察が必要です。
また骨造成が必要となると、1年近くかかることもあります。これも、インプラントならではの懸念点といえるでしょう。


3.骨量不足の場合は骨造成が必要
事前検査で骨量や厚みが不足しているとわかったら、先に骨造成をしなければなりません。歯科医院によっては骨移植や骨造成に対応していないこともあり、転院が必要になるケースもあります。

 


まとめ
スマイル歯科クリニックでは、患者さまの色々なニーズにお応えできるよう最新機器を導入しています。CTを用いて事前検査を行い、骨造成(GBR法)が必要な場合は当院の医師が責任を持って処置いたします。
また「ショートインプラント」といって、これまでより短いインプラントも取り扱っています。
幅広い症例に対応していますので、補綴治療を考えている方はぜひ一度ご相談ください。

投稿者: スマイル矯正歯科

2022.10.10更新

笑顔の夫婦

 


むし歯や歯周病といった口腔トラブルで奥歯を失くした場合、これまでは義歯やブリッジで補うのが一般的でした。しかし近年は、インプラントを選択する方が増えています。違和感や噛みにくさなど、従来の補綴治療にあったデメリットを解消してくれるのが、まさにこの治療です。
今回は奥歯のインプラントについて、ほかの補綴方法との違いとともに解説します。

 


奥歯をインプラントにするときの注意点
まずは、治療時と治療後における注意点をそれぞれ解説します。


治療時に気を付けるべきこと
何より重要なのは、事前のカウンセリングをきっちりと受けることです。独断で治療をするのではなく、患者の悩みや質問に丁寧に答えながら話を進めてくれる歯科医師のもとで治療を受けましょう。
とくに糖尿病や貧血、心疾患や骨粗しょう症などの既往歴がある方は要注意です。症状や服用中の薬の種類によっては、すぐに治療へ移行できないことがあるためです。喫煙習慣も、治療を左右する要因となりうるので注意してください。
もう一点、歯科医院の衛生管理や検査体制も大切なポイントです。インプラントは外科手術を伴うため、治療前にはCT検査が欠かせません。血管や神経の位置を把握しておかなければ、手術中に傷付けて感染を起こすリスクがあるためです。

もちろん、それと同時に歯科医師の高い技術も必要不可欠です。医療器具や検査の体制が整っており、かつ高い技術と豊富な経験を持った歯科医師を見つけましょう。


治療後のポイント
治療後に注意すべきなのが「インプラント周囲炎」です。症状が歯周病に類似しており、はじめは埋入したインプラントの周りの粘膜が炎症・出血を起こします。
腫れが進行するにつれて粘膜との隙間が深くなり、粘膜から膿が出て、やがてインプラントが脱落するでしょう。一般的な歯周病に比べて、進行速度が速いという特徴が見られます。
インプラント周囲炎は、歯垢(プラーク)や歯石に加えて歯ぎしりも原因となり得ます。日々のブラッシングを徹底しつつ、定期健診を受けてプロによるクリーニングを受けましょう。悪習癖やインプラントの以上の有無を、定期的に確認してもらうことが大切です。

 


ほかの補綴方法について
ほかの選択肢として挙げられるのが「義歯」と「ブリッジ」の2種類です。
それぞれの特徴を紹介します。


義歯(入れ歯)
欠損部分に人工歯を補う治療です。土台を埋め込むわけではないので、残存歯にバネを掛けて人工歯を支えなければなりません。原則としてどの位置の歯にも対応でき、保険適用で治療できる点がメリットです。また患者さま自身で着脱可能なので、比較的容易にメンテナンスができます。
一方で義歯には、独特の締め付け感があるので生活しづらいと感じることがあります。また天然歯の2~3割程度しか噛めないため、うまく適合しないと痛んだり外れたりするでしょう。さらに義歯の場合は、顎骨へうまく刺激を与えられません。その結果、骨が徐々にやせて口元の印象が少しずつ変化していきます。


ブリッジ
その名の通り、欠損部分の両端の歯を土台として「橋のように」歯を掛ける方法です。最奥の歯を失くした場合、奥に土台がないのでブリッジは選択できません。義歯に比べて安定感があり、噛み心地に違和感が生じにくいという利点があります。また材質によっては、保険適用で治療できるでしょう。
ただブリッジは、土台となる歯に大きな負担をかけます。まず治療の段階で、土台となる歯を削る必要があり、細菌感染のリスクが少なからず生じるでしょう。健康な歯を削るということに、抵抗がある方もいらっしゃるはずです。また過ごしているうちに土台へ力がかかって痛みが出たり、構造上どうしても生じる隙間が口腔トラブルを引き起こしたりするというデメリットも挙げられます。

 


奥歯と前歯の治療は何が違う?
奥歯と前歯とでは、治療にどのような違いがあるのでしょうか。
答えはズバリ「治療の難易度」です。
前歯の顎骨は骨量が少ないため、埋め込んだインプラントが定着しにくいという難点を抱えています。もし骨量が不足している場合は、骨造成術などで骨を増やす処置が必要です。
そのため一般的には、奥歯に比べて難易度が高いといえるでしょう。

 


インプラントができない症例とは?
インプラントはさまざまな点に優れた補綴治療ですが、中には適用できない症例もあります。
代表的なものとして挙げられるのが、骨粗しょう症などによる顎骨のもろさの問題です。埋入しても固定できないため、治療を断念せざるを得ません。また服用できる薬が限られる妊婦や、骨格が未完成の子どもも治療が困難です。
さらに糖尿病や貧血、心疾患などの既往歴がある方もすぐに治療できない可能性があります。内科のかかりつけ医と連携し、適切なタイミングで治療を始める運びとなるでしょう。
インプラントが定着しにくく、インプラント周囲炎を起こすリスクが高いとされる、喫煙習慣のある方も要注意です。事前のカウンセリングで正直に話し、今後どのような計画で治療を進めていくのか歯科医師と話し合いましょう。

 


まとめ
奥歯の補綴治療について、挙げられる選択肢や注意点を紹介しました。
次回は、インプラントのメリットとデメリットを中心に解説します。ぜひご覧ください。

投稿者: スマイル矯正歯科

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